施設紹介

船尾苑では、おひとり、おひとりのその人らしさを最大限に尊重し、「心に寄り添う介護」を提供することが求められています。さまざまな理由から施設での生活を送ることになった方々に、生き生きと、日々の暮らしを少しでも楽しんでいただき、いずれは自宅へ戻っていただけるように、前向きな姿勢でさまざまな支援を行っています。

居室

利用者の暮らす部屋には、個室、2名、3名、4名の部屋があり、個人の私物は自由に置くことができ、それぞれゆったりとしたスペースです。

個室はゆとりある空間の提供に配慮し、室内のフリースペースには、ご自宅からお気に入りの家具等を持ち込むことも可能です。 介護を行うにはベッドをお使いいただくことが望ましいのですが、ご家庭での生活そのままに、畳をお望みの方のために、柱に無垢の木材を使用した和室を用意しています。
各居室の名は、「焼くことで様々な色彩を見せる釉薬」のように、個々の生活にもその人らしさを尊重できるようにと、陶器の釉薬の名をモチーフにして名付けられました。
また、ベッドのある洋室もあります。

浴室

浴室ではどなたが使用するときでも、プライバシーが確保されるよう、男女別の一般浴室を設けています。浴室内においては利用者の様々なニーズを考慮して浴槽を大小に分け、湯加減や夜間の入浴等にも対応できるようにしました。
また、残存機能が活用でき洗身等が自力でできるよう、洗面台を設置しています。

 

●お風呂には、体の状態に応じて一般浴・チェアインシャワー浴・機械浴の3種類があります。

一般浴

普段皆さんが入っているお風呂に手すりがついたものです。

チェアインシャワー浴

車椅子を使っている方で、座った状態を保てる方が使います。

機械浴

体力が弱っており、寝たきりの状態の方が主に使います。
また、一時的に体調が崩れたり熱が高かったりすると、清拭(蒸しタオルで体を拭くこと)になります。

食堂

食堂は4か所あります。利用者の要望・状態にあわせ好きな場所で食事ができます。
個々で静かに食事ができ、友人や家族と個別のスペースでおくつろぎいただけるように配慮しています。

食事やお茶の時間なども要望に合わせて暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たい状態で召し上がっていただきます。好きな食べ物を取り入れ、みんなで楽しむ行事もあります。

夜間の居酒屋コーナーや、昼間の喫茶コーナーとしても使用できるように、和風レストラン風の食堂になっています。

食事

食事は生活における大きな楽しみの1つです。利用者一人ひとりの嗜好調査を実施し、個人の嗜好や、これまでの生活背景、習慣等をふまえながら、季節にあったバランスの良いメニューを提供しています。
また、使用している食器類は陶器の物を使用しています。利用者一人ひとりが使いやすい個人に合ったもので、扱いやすく、かつ、料理に合わせたデザインの物を使用しています。

リハビリ庭園

談話室から、歩行や車椅子でいつでもリハビリ散歩ができるように、チップ舗装で歩道を仕上げ、手すりが取り付けてあります。

庭の中程に植木や花壇を設け、外気浴を満喫したり、四季折々の花々の色彩を楽しんでいただいたり、花を培っていただけます。

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